鋼鉄の海嘯 台湾沖決戦
横山信義先生の「鋼鉄の海嘯」シリーズの最終巻です。
「もし、日本が連合国を各個撃破していたら」という if を元にしたシリーズです。イギリスは戦う前に枢軸国と講和、ソ連1国と枢軸国の戦争はなんとか勝利、しかし日本対アメリカでは物量やら何やらのために史実に近い損害を出し、ついに戦艦武蔵が沈没。航空機による攻撃は無視できないほどの損害が出ることが判明。そのため日本が選択した戦法は?この最終巻では日本軍の新たな戦法が試されます。
米軍の防空体制をこのような方法で破るというのは斬新です。そのため史実よりも空母以外の艦艇が活躍します。しかしながらこの戦法で戦うのは日米の造船能力の差異が顕著に出るようです。そしてついに講和に向けた動きが。
横山先生の仮想戦記はシリーズが終わるたびに満足感を感じるのですが、今回はそれに加えて次回作への期待感も感じさせます。既にこの時点で新シリーズの「擾乱の海」がスタートしていますので、そちらも期待しています。
ISBN978-4-12-501071-7
2009/04/25 初版
作者:横山信義
発行所:中央公論新社( C Novels )
口絵・挿画・カバーイラスト:高荷義之
カバーデザイン:しいばみつお(伸童社)
地図・図版:安達裕章
編集協力:らいとすたっふ
DTP:平面惑星